アパレルから広告の仕事へシフトした際に感じた「ギャップ」とでも言うのでしょうか。今回のアート市場でもそんな感覚によく似た現状とのギャップを体感することが出来ました。

結論をこんな言葉にしてしまうとどうなの…って思うのですが、コレクターさんやギャラリスト、審査員の方との会話やトークセミナーを聞いた私なりの感想を現実としてビジネス的に捉えると。

絵を売ることは時間を売ることであり、買い手もまた時間を買っている感覚があるのです。掘り下げれば、絵に費やした時間や経験、感情そのものが作家の価値となり、お金となって交換される訳です。だから一点物の原画に価値があって油絵は高価で販売されているのですね。さらに原画は観たいという集客力も兼ね備えている為、展示する側にさらなるメリットが生まれているのです。

もちろん作品が魅力的であることが前提ではありますが…。

アパレルでは商品の利幅、広告では影響力の大きさがお金となることが多い中、時短で物事を進めてきた私には新しい感覚「ギャップ」だった訳です。

しかしながら、そんな市場にどうやって自分を浸透させて行けば良いのか悩ましいところではありますが、ハッキリしたのは私は画家というポジションでは無いと言うこと、そしてデジタルの価値が当たり前になるには暫く時間が掛かると言うことです。

これまでとは違う景色だった初参加の展示会。天候やご時世的に集客は難しいであろう中での開催でしたが、多くの来場者でアート市場の盛り上がりを感じる結果となりました。

個人的には会場の広さと2日という期間、トークセミナーがタイプでした。来年の参加は未定でございますが、1年間でどのようにアート市場が動いて行くのか学びつつ、私なりの切り口を追求してアートに向き合ってみたいと思います。

最後に今回初参加させていただきました「Independent TOKYO」の皆様、ブースにお立ち寄りくださった皆様、気さくにお相手してくれた出展者の皆様、本当にありがとうございました。再会出来ることを楽しみにしております。