たくさんの課題と発見に恵まれた初のソロ個展となりました今回。実は大きな裏テーマは「これまで」と「これから」でした。「これまで」はデザイナーと言うポジションでテキスタイルデザインやイラストレーション、グラフィックデザインと様々な角度からクライアント様へ「答え」を提案してきました。故に色々と器用にこなせてしまう自分自身の表現に長年迷いを抱えていたことが悩みの種でした。その整理も兼ねて「これから」を模索する個展でもあった訳でございます。

大きかったのは、個展開催2ヶ月ほど前に生まれたコラージュ作品に感度の高い方々からの評価が集まったこと。この作品が生まれたことで、ボヤけていた「これから」が少しずつ晴れやかになって参りました。

私には、そもそもの思考回路を変換する必要があった訳です。個展で様々な方の意見を吸い上げて気付きました。皆んなが皆んなそれぞれの「正解」を持っているのだと。私はこれまでデザイナーとして、その「正解」を導くための「答え」を提案してきた訳なのですが、自己表現したいものがあるのであれば「正解」は自分自身の中にあって、それを誰かに求めるのでは無いということ。言い換えればデザイナー的思考で「答え」を提案し「正解」を求めるのでは無く、自分自身の「正解」に従い突き進むべきだったのです。

私はこれまで作風を絞った方がいいのか、と何度も何度も自問自答して参りましたが、争点はそこでは無く自分自身の中にある「正解か否か」だったのです。さらに言えば、私の考える「正解」とは「ときめき」なのです。なので、私の「これから」は、その作品が自分自身にとって「ときめく」ものなのか否かを大切に創作活動を続けて行こうと思います。

最後に今回のソロ個展「STYLE」にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。また次回もお会い出来ることを楽しみにしております。